ユニコのいろんな話

その時その時話したいことを綴ります。

子どもを産んだ話

5月に出産しまして、新しい家族が増えました。

 

私はめちゃくちゃ痛がりで怖がりで根性なしなので、とにかく出産が不安で、会う人会う人に「産むのこわいんです」「痛いのこわいんです」と弱音を吐きまくっていました。

 

里帰り出産だったので、今年の春は実家でだらだらとただただ陣痛がくるのを待っていました。

 

陣痛は夜中や寝てる間に来ると言う話も聞いていたので、朝普通に目覚めるたび「あぁ今日も何事もなく朝を迎えてしまった…」と思っていたことを思い出します。

 

月曜日はいつも「今週中には産まれるかな?」と思い、そのまま日曜日の夜になって「まだかー」とがっかりしたり、「なんか今日、お腹痛い気がする!今日陣痛くるかも!」と思ってたけど特に何事もなく1日が終わったり、お腹の赤ちゃんに向かって「もう生まれてきていいよ!!」と何度も話しかけたり…、とにかく「早く産んで解放されたい!!」という気持ちでいっぱいだったんですね。

 

そして、ここからは生まれた日のことについて話します。

その日は、いつも通りの週一の妊婦健診に行っていました。

いつも通りの健診で、「お昼ごはん何食べようかな〜」とのんびり考えながら診察を受けていたんです。

健診の最後に、エコーでお腹の赤ちゃんを見ていた先生が、ボソッと「羊水が…全然ないなぁ……」と言ったんですね。

先生は、「ちょっとこれいっしょに見てくれる?」と近くにいた看護師さんを呼んで、2人で「なぁ?やっぱ羊水ないよね?」とジーッとエコーの映像を見ているんですよ。

私は黙っていて、「もしかしてなんかやばい状況?ここまできて?臨月まで何事もなかったのに?」と頭の中がぐるぐるしていました。

 

すると先生が、「心臓も動いてるし赤ちゃんは元気だけど、羊水がないから、このままだと陣痛が起きた時に赤ちゃんがだいぶしんどい状態になる」と説明されました。

「もうこのまま帝王切開で赤ちゃん出した方がいいかも」とも。

 

無事に生まれてくるならもうなんでも構わないので、「あ、じゃあそれで」とか細い声で即答し、そのまま入院となり、あれよあれよと手術の準備が始まりました。

 

母親に入院セットを持ってきてもらって、夫も仕事を切り上げてもらって病院に到着し、「じゃあ移動しましょうか〜」と手術室へ。

 

もちろん帝王切開は経験したことないので緊張で顔をこわばらせながら「ゆーて麻酔するし痛くないっしょ😉」と無理矢理言い聞かせてましたが、一言で感想を言うともう二度としたくないです!!!!

 

生まれてきた瞬間はすごく不思議な感じで、「じゃあ始めていきます」「メスください」という先生の声が聞こえて、「くるぞくるぞくるぞくるぞ」とドキドキしていたらもう5分後くらいには「ふにゃ…」と聞こえて「おぎゃーおぎゃー」と誕生しました。

「おめでとうございまーす」と声は聞こえるけど今ひとつ実感がない感覚。

 

まだお腹は開いてる状態で助産師さんが赤ちゃんを顔のところに持ってきてくれました。

おめめつむってる赤ちゃん、無事に産まれた安心感から「よかった…」と声が出ました。

 

陣痛こわいこわい思い過ぎて、結局陣痛を体験しないまま赤ちゃんが生まれることとなりました。

手術後、先生に「やっぱり羊水全くなかったです。危ないとこでした。カラッカラでした!!」とさわやかに言われました。マジで無事でよかった。

 

「羊水過小症」という診断がされまして、「破水してないのに羊水がない」とのこと。

お風呂に浸かってる時に出た感覚もないし、全部赤ちゃんがごくごく飲んでしまったのか…?

 

真相は闇の中です。でも、会えてよかった👶❤️!

 

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